海外生活のあれこれ~マツコのフランス駐在日記~

旦那の仕事の都合でフランスに来て1年半、海外赴任中のあれこれを書き留めていきます。

フランスに三角コーナーはない?日本で買ってくるべきキッチン用品。

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フランスのキッチン事情で、驚いたことがあります。それは「三角コーナーが無いこと」です。日本の家庭では、一般的な三角コーナー。

我が家でも当然のように使用しており、以前日本から持ってきたネットが無くなりそうだったので、買い足そうと思ったら見つからず。その時、初めてフランスに三角コーナーが無いことを知りました。

 今日は、そんなフランスの三角コーナー事情についてまとめたいと思います。

フランス人は三角コーナーを使わない?

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調べてみると、欧米では三角コーナーを使う習慣が無いようです。では、フランス人は調理中に出た生ゴミをどうしているのでしょうか?

フランス人はというと、シンク横の調理スペースの端に新聞や袋を広げ、切れ端などの生ゴミは手でパパっと拾い直接置いていきます。細かいものはもうそのまま排水口にそのまま流してしまいます。

手で拾える生ゴミって、結構限られてますよね?手で拾えない細かいものとは言え、排水溝に流すのは躊躇われる生ゴミは結構あるはず。(ご飯茶碗についたお米や、鍋の後の残った汁など)それをそのまま流しちゃってもいいの?と疑問に思います。

しかし、フランス人的にはそれもOK。だって、排水口に生ゴミが流れてしまうのは仕方ないじゃない?詰まりそうなら排水溝クリーナー(日本で言うパイプユニッシュ)でお掃除するのだから、問題ないでしょう?という感じです。

まぁ確かに、おっしゃる通り問題ないっちゃない。ただ、今まで極力流さないのがベターだと思っていたから、ほんとにそのまま流しても臭いとか詰まりやすさとか大丈夫?って感覚は残りますが。

現在の我が家では、日本にいた頃同様、三角コーナーに生ゴミを捨て、いっぱいになったらスーパーやコンビニの小さめのビニール袋に入れてしばり、燃えるゴミ用のゴミ箱に捨てています。スーパーで野菜を量り売りで買う時に、ポリ袋のような薄い袋や紙袋に入れて購入するため、その袋を取っておいて生ゴミを捨てる時に利用しています。そして、2週間に一度くらい、排水溝クリーナーでお掃除をしています。

確かに、排水溝クリーナーがめちゃくちゃ強力!最初試した時はさすが海外と思いました。これなら多少生ゴミ流しても問題ない気はします。・・・でも、やっぱり排水管トラブルになったら怖いので、従来通り、我が家は三角コーナーを使いたいと思います。

 

ちなみに、フランスの生ゴミの処理方法はというと、一軒家の場合は生ゴミを肥料に変えられるコンポストを設置しているところが多くあります。私の家はマンションなので、コンポストは無く、そのまま燃えるゴミのゴミ箱に一緒に捨てるルールになっています。  

フランスのキッチンはシンクが小さい!

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新築やセレブなご家庭はさて置き、欧米の一般的なキッチンは、日本よりもシンクが小さいタイプが主流のようです。画像のように、我が家のシンクも30cm×30cmくらいの大きさしかありません。(我が家のキッチンだとお見苦しいので、可愛いネコのいるフリー画像を参考にお届けしています。)

日本だと、一人暮らし用のキッチンのシンクであればこのサイズは全然普通だと思いますけど、ファミリー用のキッチンでこのサイズのシンクはなかなか無いと思います。

シンクが小さいので、日本から持ってくるなら小さめの三角コーナーがオススメですよ!

 

ちなみに、フランスには洗い桶を置く文化もありません。シンク自体がその役割を果たすからです。

蛇口とは別に、シンクの横につまみがあり、それを回すと排水口が自動的に閉まり、水が貯められるようになります。食後、食器を浸けておき、洗うことができます。

ただ、我が家のシンクは、このレバーの閉じ具合があまり良くなく、ちょっとずつ水が排水口に流れてしまうようで、水を貯めても、気づいたら水が抜けてしまいます。なので使っていません。まぁ洗い桶は無くても特段困ってはいません。

アメリカやイギリス、ドイツなど、他の国の三角コーナー事情は?

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フランスついでに調べてみると、イギリスで駐在妻経験のある知人も同様に、三角コーナーは無かったと言っていました。アメリカ、ドイツなども同様のようです。

ただ、ちょっと違うのは、アメリカはディスポーザーが普及しているということ。日本でも最近の新築マンションなどは基本設備であるところが多くなってきていますよね。

 でも、国によっては環境へ与える影響から設置可否のハードルが違うようです。そのあたりの詳しい参考記事がこちら。

suumo.jp海外赴任先にディスポーザーがついていないなら、三角コーナーは日本で買っていった方が安心ですね。 

フランスで三角コーナーはどこで買える?

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我が家では、自立タイプの三角コーナーを愛用しています。三角コーナーの入れ物のぬめっと感が嫌なので、一人暮らしの頃から、使い捨てられるネットだけで自立するタイプのものを100均で買い愛用してきました。

フランスに来る時にも100均で大量に買い足してきたので、半年くらいはフランスに三角コーナーが無いことにも気づきませんでした。三角コーナーがもうすぐ無くなることに気づき、そろそろ買い足さなきゃな~と思ったのが事の発端です。

でも、探しに行く前から、おそらくフランスには自立タイプの三角コーナーはさすがに売ってないだろうとは思っていました。自立タイプは日本のアイデア商品のような気がしていたので。

それから、モノプリやカルフールなど、いつも買い物に行くスーパーへ。お掃除用品コーナーでは三角コーナーの入れ物もネットも見つけられず。スーパーには無いのかと思い、ブリコラマ(ホームセンター)にも行ってみましたが、こちらでも見つけられませんでした。この時に初めて、フランスには三角コーナーを使う習慣自体が無いことを知りました。

 

後日、日本食スーパー(京子)に行くと、やっと三角コーナーを発見しました。売り場の隅の方に三角コーナーの入れ物とネットが売っていました。でもやっぱり高かった。日本だったら100均で買えるのに、と思うと3倍の値段には少し迷ってしまいました。でも、他にもお店を回りましたが、見つけられず。つまり、フランスで三角コーナーを買うには、京子に行くしか無いということが判明しました。

他のフランス駐在妻はどうしているのか?駐在妻友達に聞いてみると、三角コーナーは使わず、元々ついている排水口のストレーナーよりも目の細かいものに入れ替えている人もいました。しかし、細い目のストレーナーは割と詰まりやすく、大雑把なわたしには不向きに感じました。むむむ。

 

結局、日本から出張に来る人が旦那の仲の良い同期が来ると聞き、お願いして買ってきてもらいました。感謝!次は一時帰国の時にまとめ買いしなければ。

まとめ

  • フランス人には三角コーナーを使う習慣が無い。
  • シンクが小さいので、日本から持ってくるなら小さめの三角コーナーがおすすめ。

  • アメリカやイギリス、ドイツなどの欧米各国も三角コーナーを使わない国が多い。
  • フランスで三角コーナーを買うなら京子!

これからフランスを始め、欧米各国へ海外赴任の予定の方、日本で三角コーナーを買って行くのをお忘れなく!

マツコ