パリのデモはつづく。土曜日のシャンゼリゼは凄まじい、らしい。
16日土曜日、お昼にラーメンを食べたくて、買い物ついでにラファイエットの方まで夫とお出掛けしました。
すると、オペラ・ガルニエの前が歩行者天国状態に。
もう日常と化した土曜日のデモですが、この日はなんだか規模が大きいように感じられました。目的地に行くにはオペラ・ガルニエを超えなければ行けないため、デモの人たちを横目に通り過ぎます。
よく見ると、いつものジレ・ジョーヌだけではない様子。
ネットで検索してみると、この日は午後から環境保全を訴えるデモがあるとのことでした。だから地球に絆創膏なのね。(写真:左奥)
雰囲気も結構若い人が多く、ジレ・ジョーヌのようにお揃いのユニフォームみたいのはないみたいです。キグルミの人もいました。温暖化で動物が危険にさらされてるよ、みたいなことを主張しているよう。
でも中には、明らかに今買い物してきました、みたいなショップのバッグを持った女の子たちが、道路脇にしゃがみこんでダンボールに文字を書いているのも見掛けました。買い物ついでに参加してこ~みたいなノリなの?笑
11月から過激なデモが始まり、ついに18週目とのこと。なんだか土曜にお出かけすると、電車で止まらない駅があり、不便することはありますが、危険な目に会ったことは無いため、すぐに慣れてしまいました。
でも未だに、デモに対するフランス人の考え方は良く分かりません。
デモをしている通りから近いお店でランチをしていたら、デモから抜けてきたのか、黄色いベストのカップルたちが談笑しながらお店に入ってきたり何てこともありました。休憩自由なの?にわかデモ隊なの?笑 いや、個人の自由だからにわかも何もないのか。
フランスの政治についてはこの場で論じられるほど詳しくはありませんが、経済への打撃の大きさは垣間見えます。
通りに近いお店には、ベニヤ板でガードしているお店もありました。土曜のお昼間なんて一番の稼ぎ時でしょうに。他にも、お店の正面入口のガラスにカラースプレーでマクロンどうこうと書かれていたり。こういうのって保障とかあるんかな?近くのお店は商売あがったりなんだろうなぁ。
そんなこんなで用事を終えて家に戻りました。そして、家でニュースを見て、久々に過激な状況だったことを知りました。おぉ、シャンゼリゼの方は凄まじいことになってたんだなぁ。。
ニュースで見るシャンゼリゼの様子は、ほんとに?と思うほど、フランスに住んでいてもびっくりする光景です。それくらい生活圏は基本穏やかです。
ここまで長期化すると、デモ隊も引くに引けない状況なのでしょうか。良い形で収束すればいいのですが。
マツコ